博多新劇座ってすごく見やすい劇場ですよね!昨日に引き続き行ってまいりました!
博多新劇座7月12日 第一部 顔見世ミニショー
ミニショーラスト
座長 二代目 恋川純くんの『俵星玄蕃』
口上でもお話しされていましたが、純くんは初舞台が3歳、この俵星玄蕃は子守歌のように小さいころから聞いていたのだそう。
博多新劇座7月12日 第二部 お芝居:恋慕かんざし
あらすじ
一幕
木更津の芸者である千代花(かれん)には飲んだくれの亭主吉五郎(風馬)がいた。
貸した5両の金を返せと大五郎(初代)と手下(晴城)たちが、吉五郎につめよる。そこに居合わせた千代花「そのお金は私が用意する」しかし手持ちがないから、暮六つまで待ってほしい。その代わりに女の命と言われるかんざしを大五郎に渡す。
必ず来いよとその場を去る大五郎。
お前がもっと働けばいいのだと、吉五郎は千代花を吉原に売ると言い出した。
そこに千代花に思いを寄せる白木屋の若旦那(千弥)が現れ、5両の金を吉五郎に渡す。
若旦那は江戸に戻る前に千代花に一緒になってくれないかと思いを告げようとしていたが、亭主がいると知り引き下がる。
一部始終を見ていた千代花の兄(千代花が座敷にでる店で板前をしている)信太郎(座長・純)。好き合っている千代花と若旦那を一緒にさせてあげたい兄心。大事な妹の幸せのため一肌脱ぐ。
千代花は若旦那を追って江戸へ。
二幕
白木屋の呉服店で何不自由なく幸せに過ごしている千代花のもとに、大五郎の手下が「このかんざしの約束はどうした」とやってくる。
「千両払わなければこの店に火をつけると」
そこに現れたのが千代花の兄。流れ者の恰好をしているため兄だとは言わない。どこまでも妹の幸せを願っている信太郎に胸を打たれる。そしてこの一件は自分が引き受けたと。
三幕
千条河原の大橋で大五郎たちを切る信太郎。
心配になって駆け付ける千代花、若旦那、若旦那の母(真子)
千代花を大事にしてやってくれと若旦那たちに願いを乞う信太郎。
そこにお役人がやってくる。
お縄になるかと思いきや、その役人は千代花の元亭主吉五郎だった。
あの時、信太郎に助言があったからこそ江戸に戻りこうやってお役人としてまともな道を行くことができた。大五郎は役人がすでに手を回すほどの悪人なのだから、そのまま旅にでるがよかろうと、信太郎を見逃す。
ではそうしようと旅立つ兄
と、妹思いの信太郎の芝居に胸がいっぱいになる大衆演劇ならではの粋なお話でした。
博多新劇座7月12日 第三部 舞踊ショー
博多新劇座7月12日 ラストショー
『ドクロ町ツイスト』
もうおトイレいく間もなく、あっという間の第三部でした❤